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介護食から見る【3Dプリンター】の可能性とは

介護食の可能性を引き出す

最新記事可能性は無限大!

3Dプリンターで介護食が変わる?

3Dプリンターは食品業界でも導入が進んでいます。素材に肉や魚などの食材を使い、立体物を作り出す3Dフードプリンターは、タンパク質やビタミン、糖質の量を細かく調整できます。高齢者や入院患者など食事制限のある人にも適した食事を難なく提供できるようになるでしょう。また、個々の状況に合わせたものを提供しているとはいえ、見た目などから食欲不振や低栄養などの問題を抱えていました。しかし、3Dフードプリンターを活用することで、それらの問題を解決できるのではないか、と考えられています。

  • 可能性は無限大! 可能性は無限大!

    製造業界や建築業界をはじめ、さまざまな分野で活用されている3Dプリンターは、コストの削減や時間の短縮につながり、業務の負担も軽減できます。さらに、廃棄物を出さないものづくりも可能なため、SDGsの達成にも貢献できるといわれています。近年は食品業界への導入も進んでおり、食品ロスの減少や自然環境への負荷が少ない食材の創出に一役買っています。また、「技術を応用すれば介護食の新たな可能性が見いだせるのではないか」と介護食の研究・開発も進められています。

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  • 既存の介護食の種類 既存の介護食の種類

    介護食は噛む力や飲み込む力が弱くなった人でも食べやすいように、食材を細かくきざんだり、ペースト状やゼリー状にしたりと調理方法を工夫し、食材の形や固さを変えた食事のことです。アレルギーや味付けの好みを考慮しながら、個々の状態に合わせてメニューを組み立てていきます。介護食は「きざみ食」「ソフト食」「ミキサー食」「ゼリー食」「流動食」の5種類に分類されています。それぞれの特徴と調理方法について詳しく見ていきましょう。

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  • 食材を用いた「3Dフードプリンター」 食材を用いた「3Dフードプリンター」

    3Dフードプリンターは、樹脂や金属ではなく食材を原料として使い、立体物を作り出す機械です。ペースト状の食材をノズルから噴出して層を重ねていくため、手作業では難しい食材も対応できます。人工肉や昆虫食、和洋菓子などに利用できるそうですが、実用化が進められているのは介護食です。3Dフードプリンターならタンパク質や糖質などの量も細かく調整できるので、高齢者や入院患者など食事制限がある人にも健康に配慮した食事を提供できます。

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  • 介護食の問題点とは? 介護食の問題点とは?

    介護食は個々の状況に合わせて調理方法や味付けを変えていますが、その分どうしても時間や手間がかかってしまいます。また、普通食と見た目が異なることで食欲が減退したり、咀嚼・嚥下機能が低下したりすることで低栄養になるケースも少なくありません。寝たきりや要介護になる可能性を防ぐためにも栄養バランスのとれた食事が大切です。その際に有効な手段になると期待されているのが3Dフードプリンターです。見た目や食感、味を再現できるので食欲増進につながるのではないか、と考えられています。

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  • 美味しく食べるための工夫 美味しく食べるための工夫

    介護食は見た目が普通食と異なるため、「美味しくなさそう」と感じて食欲が減退してしまう人もいます。高齢者にとって食事量の減少は低栄養につながるため、そのような状況になる前に改善しなければなりません。ここでは食事を美味しく食べるヒントをいくつか紹介しています。例えば、盛り付けについてですが、きざみ食やミキサー食をそのまま盛り付けるのではなく、形を整えてから提供したり、食器の色に気を遣ったりするだけでも大分違います。

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3Dプリンターで介護食が変わる?